2011年05月22日
「損はムリ」が本音でしょ?
ある女性起業家の方に、平日ランチを兼ねながらビジネスの
相談を受けました。
その女性は、「そもそもさ、やらないからできないのよね」
という、意味深いことをしきりに言っていました。
2011.05.22 sun 07:46
From : Taichi Makino
藤枝の自宅officeにて、、、
◆ バブル期 vs 就職氷河期
バブル期に就職活動をしてきた私たち世代は、大手証券会社
に勤めた入社1年目の友だちのボーナスで札束が立ったのを
目撃してきました。

売り手市場の異常な好景気の中、正直、世間を甘く見てきた
私たち世代は、いざバブルがはじけてみると、、、
精神面のバランスを欠いて、30代になる頃に、精神的な疾患
を患う人たちが続出したのです。
「人や会社を信じることが怖い、安心できない世代」
という感じでしょうか。
一方、現代30代半ばくらいの人たちは、、、
就職氷河期と呼ばれ、北極並みに景気が底冷えしている時代
に社会に出てきました。

アルバイトで生計を立て、社会に対して「夢も希望もない・・・」と
右を見ても、左を見ても笑顔が極端に単に少ない時代を過ごし
一部の成功者を羨望のまなざしでみては、ため息を・・・
リストラ、フリーター、ニートなどの言葉が、日常的になっていき
ホームレスという言葉に市民権が出てきた世代ですよね。
「可能性なんて信じることができない世代」
という感じですかね?
◆やらないからできない
冒頭の女性起業家は就職氷河期世代の方で、私はバブル期
の世代です。
何か、恐竜が生息していた時代のような言いまわしですが、、、
やはり価値観が少々違うところがあり、世の中の事象の見方
も多少違います。
しかし、その中でも共通していることは、、、
「何も信じられない世代」
ということではないでしょうか?
・・・・・・・・・・・
「すべて自己流でやって成功できるって考える人が
いるけど、それって私には理解できないわ
希望の大学に行きたいって思ったら、みんな塾に
いくなり家庭教師をつけるなりしたでしょ!?
それなのに、、ビジネスに関してはみんなタダで
なんとかしたいって考えてるのよ
それで成功しようなんて無理に決まってるのにさ・・・
そう、本気でやろうとしてないのよ!!
やらないからできないだけなのに・・・」
・・・・・・・・・・・
この女性は、このように吐き捨てるように言いました。
もしかしたら、この言葉はご自身に向けて言っていた言葉なの
かもしれません。
◆損するのが怖い
就職氷河期を経験されると、どうしても、「守り」に入られる方が
増えます。
安定を求める傾向は強くなり、サラリーマンになりたがる人たち
が目立ち・・・
必死に、「就活」をしますが、雇用側が冷え切っていて思うように
就職できません。
行政も、企業に対して、「助成金を出すから人を雇えよ」って促し
ますが、雇用側はバブルを経験しているので、、、
「そー簡単には雇えねーよ、だったらもっと景気をよくしろ」
「もう、損はしたくねーんだよ」
と、まあ、こんな感じのやり取りをくり返すのです。
じゃあってことで、SOHOだ、個人事業だ、ネットビジネスだ、、、
となってきて、立ち上げたはいいけれど、月々10万円の売り上げ
を上げるのに精一杯・・・
というか、「10万円稼げたら大成功よ」的な感覚になっているかも
しれないですよね。
じゃあまず、広告を打ったり、コンサルに入ってもらったり、、、
打つ手はいくらでもあるけれど、やっぱり、「損をするようで怖い」
そして、≪起業をしながらアルバイト≫という、妙な形が形成され
始めているのですね。
週数回のアルバイトの収入が、起業した個人事業からの収入を
上回るという状況は、今の時代珍しくないようです。
実は、こんなバカなことは、本来ありません。
「本来ありません」なんて言ってくれるけど、こっちだって生活が
かかっているんだから仕方ないのよっ!!
このように思われる方が、ほとんどでしょう・・・
だって、、、
「損をするのが怖い」という潜在意識で、がんじがらめにされて
きて、誰もそこからの脱出方法を教えてくれなかったのですから・・・
冒頭の女性の言葉は、、、
まさに、そのような状況でもがいている、「自分に対しての叱咤」
だと感じました。
◆「そうですよね、じゃあ・・・」
一通りお話を聞かせていただいた私は、、
「そうですよね、、じゃあ、ちょっと私の話を聞いてくれますか?」
と前置きをして、彼女に向かって25分ほどお話をさせていただき
その後、、、
「いかがでしたか?」
とお聞きしました。
「・・・・・・・・・・・・・うそっ!?」
「信じられない」、といった表情で、私を5~6秒ほど見つめたあと
ようやく口にされた言葉がコレでした。
そして、しばらく考え込まれてしまいました。
私は、少し時間ができたと思い、コーヒーのお代わりを店員さんに
頼むことができました。
でもって、持ってきてもらった熱々のコーヒーを飲もうとしたとき、、、
「やらないんじゃなくて、やれなかったんだ!!」
と、いきなり私を、「ガン見」して大きめの声で行ってこられたので
思わずコーヒーをこぼしそうになってしまいました。
ただその直後、とても嬉しそうな表情になり
「なんかできるような気がしてきた・・・っていうかできるわ!!」
と言っていただけました。
PS
明日から、SIZOCA め組 のメンバーに対して「無料コンサル」に
入ります。
よい機会となることを、私自身も楽しみにしています。
相談を受けました。
その女性は、「そもそもさ、やらないからできないのよね」
という、意味深いことをしきりに言っていました。
2011.05.22 sun 07:46
From : Taichi Makino
藤枝の自宅officeにて、、、
◆ バブル期 vs 就職氷河期
バブル期に就職活動をしてきた私たち世代は、大手証券会社
に勤めた入社1年目の友だちのボーナスで札束が立ったのを
目撃してきました。

売り手市場の異常な好景気の中、正直、世間を甘く見てきた
私たち世代は、いざバブルがはじけてみると、、、
精神面のバランスを欠いて、30代になる頃に、精神的な疾患
を患う人たちが続出したのです。
「人や会社を信じることが怖い、安心できない世代」
という感じでしょうか。
一方、現代30代半ばくらいの人たちは、、、
就職氷河期と呼ばれ、北極並みに景気が底冷えしている時代
に社会に出てきました。

アルバイトで生計を立て、社会に対して「夢も希望もない・・・」と
右を見ても、左を見ても笑顔が極端に単に少ない時代を過ごし
一部の成功者を羨望のまなざしでみては、ため息を・・・
リストラ、フリーター、ニートなどの言葉が、日常的になっていき
ホームレスという言葉に市民権が出てきた世代ですよね。
「可能性なんて信じることができない世代」
という感じですかね?
◆やらないからできない
冒頭の女性起業家は就職氷河期世代の方で、私はバブル期
の世代です。
何か、恐竜が生息していた時代のような言いまわしですが、、、
やはり価値観が少々違うところがあり、世の中の事象の見方
も多少違います。
しかし、その中でも共通していることは、、、
「何も信じられない世代」
ということではないでしょうか?
・・・・・・・・・・・
「すべて自己流でやって成功できるって考える人が
いるけど、それって私には理解できないわ
希望の大学に行きたいって思ったら、みんな塾に
いくなり家庭教師をつけるなりしたでしょ!?
それなのに、、ビジネスに関してはみんなタダで
なんとかしたいって考えてるのよ
それで成功しようなんて無理に決まってるのにさ・・・
そう、本気でやろうとしてないのよ!!
やらないからできないだけなのに・・・」
・・・・・・・・・・・
この女性は、このように吐き捨てるように言いました。
もしかしたら、この言葉はご自身に向けて言っていた言葉なの
かもしれません。
◆損するのが怖い
就職氷河期を経験されると、どうしても、「守り」に入られる方が
増えます。
安定を求める傾向は強くなり、サラリーマンになりたがる人たち
が目立ち・・・
必死に、「就活」をしますが、雇用側が冷え切っていて思うように
就職できません。
行政も、企業に対して、「助成金を出すから人を雇えよ」って促し
ますが、雇用側はバブルを経験しているので、、、
「そー簡単には雇えねーよ、だったらもっと景気をよくしろ」
「もう、損はしたくねーんだよ」
と、まあ、こんな感じのやり取りをくり返すのです。
じゃあってことで、SOHOだ、個人事業だ、ネットビジネスだ、、、
となってきて、立ち上げたはいいけれど、月々10万円の売り上げ
を上げるのに精一杯・・・
というか、「10万円稼げたら大成功よ」的な感覚になっているかも
しれないですよね。
じゃあまず、広告を打ったり、コンサルに入ってもらったり、、、
打つ手はいくらでもあるけれど、やっぱり、「損をするようで怖い」
そして、≪起業をしながらアルバイト≫という、妙な形が形成され
始めているのですね。
週数回のアルバイトの収入が、起業した個人事業からの収入を
上回るという状況は、今の時代珍しくないようです。
実は、こんなバカなことは、本来ありません。
「本来ありません」なんて言ってくれるけど、こっちだって生活が
かかっているんだから仕方ないのよっ!!
このように思われる方が、ほとんどでしょう・・・
だって、、、
「損をするのが怖い」という潜在意識で、がんじがらめにされて
きて、誰もそこからの脱出方法を教えてくれなかったのですから・・・
冒頭の女性の言葉は、、、
まさに、そのような状況でもがいている、「自分に対しての叱咤」
だと感じました。
◆「そうですよね、じゃあ・・・」
一通りお話を聞かせていただいた私は、、
「そうですよね、、じゃあ、ちょっと私の話を聞いてくれますか?」
と前置きをして、彼女に向かって25分ほどお話をさせていただき
その後、、、
「いかがでしたか?」
とお聞きしました。
「・・・・・・・・・・・・・うそっ!?」
「信じられない」、といった表情で、私を5~6秒ほど見つめたあと
ようやく口にされた言葉がコレでした。
そして、しばらく考え込まれてしまいました。
私は、少し時間ができたと思い、コーヒーのお代わりを店員さんに
頼むことができました。
でもって、持ってきてもらった熱々のコーヒーを飲もうとしたとき、、、
「やらないんじゃなくて、やれなかったんだ!!」
と、いきなり私を、「ガン見」して大きめの声で行ってこられたので
思わずコーヒーをこぼしそうになってしまいました。
ただその直後、とても嬉しそうな表情になり
「なんかできるような気がしてきた・・・っていうかできるわ!!」
と言っていただけました。
PS
明日から、SIZOCA め組 のメンバーに対して「無料コンサル」に
入ります。
よい機会となることを、私自身も楽しみにしています。
Posted by Evolution Mind at 07:47│Comments(0)
│sizoca め組