2011年10月29日
マーケティング日本昔話
「わらしべ長者」という昔話を知っていますか?

この物語は、私の中のビジネス思考の位置づけ的に
言わせてもらうと…
「日本で最高のマーケティングの教科書」という
位置づけに君臨します。
2011.10.29 sat 18:11
From : Taichi Makino
藤枝のofficeにて、、、
◆わらしべミリオネアSTORY
むかし、むかし、ある所に正直者ですが運の悪い男
が住んでいました。
朝から晩まで、働けど働けど貧乏で運がありませんでした。
ある日のことです。
男は最後の手段として、飲まず食わずで観音さまに
お祈りしました。
すると、夕方暗くなった時、観音さまが目の前に現われ
こう言いました。
「あなたは、このお寺を出るとき転がって何かをつかみます…
それを持って西に行きなさい」
確かに、男はお寺を出ようとしたとき転がってしまい
本当に何かをつかみました。
それは、一本のわらでした。

何の役にもたたないと思いましたが、男はわらを持って
西に歩いて行きました。
あぶが飛んできました。
男はあぶをつかまえると、わらの先に縛りつけ
また歩いて行きました。
町にやってくると、赤ん坊がわらの先のあぶを見て
泣き止みました。
うれしそうな赤ん坊を見て、男はわらを赤ん坊にやりました。
代わりに、赤ん坊のお母さんから、ミカンを三つもらいました。
ミカンを三つ持って男はさらに西に歩いて行きました。

しばらく行くと、、、
娘さんが道端で苦しんでいるのを目にしました。
水を欲しがっていたので、男はミカンをあげました。
じきに、娘さんはよくなりました。
代わりに、男はきれいな絹の布をもらいました。
絹の布を持って男はさらに西に歩いて行きました。
しばらく行くと、、、
サムライと元気のない馬に出会いました。
サムライは、美しい布を見て馬と交換するよう言うと
布を持って東の方へ行ってしまいました。
男が夜通し馬の面倒を見てやると馬は、朝には元気に
なっていました。

馬を連れて、男はさらに西に歩いて行きました。
城下町にやってくると、長者さんが馬を見てたいそう
気に入りました。
男は長者さんの家に招かれました。
娘さんが、長者さんと男にお茶を持ってきました。
なんと、男がミカンをあげた娘さんでした。
長者さんは、不思議な縁と男のやさしさに心打たれ
娘を男に嫁がせることにしました。
男は、観音さまに言われたとおり、わら一本で長者に
なりました。
男は、生涯、わら一本とて粗末にすることは
ありませんでした。
そして、、、
村人からは、「わらしべ長者」と呼ばれました。
めでたし、めでたし。
となるわけですよね。
◆ちょっと待てよ??
よーく、読んでみると「お金」という概念がありません。
昔話にある「キレイ事」って言われてしまえばそれまでなんで
そう思った人は、この先は読んでも、時間と労力のムダです。
ですから、「ここで閉じてくれ」って感じです。
実はこのお話、人が何に価値を感じているかの本質を説き
不換紙幣と呼ばれている【現代の貨幣】の意味の無さを
間接的に説いてる、、、すっげー物語なんです。
私は勝手に、人間が本来もっている「ビジネスの才能」の根源を
あらわしている「最強物語」という気がしてならないのだが。。。
◆自分のこと?
正直なんだけど、運がなく貧乏をしている主人公って…
まさに、数年前の自分でした。
もしかしたら、これを読んでくれている「あなた」も、この主人公と
同じ境遇かもですよね。
毎日、眠い朝に踏ん張って起きて、重たい気持ちで出勤。
わくわくするよーな仕事とは程遠い業務を淡々とこなし
早く、定時になることを願いながら過ごす日々、、、
週末には疲れ切った状態で、テレビの旅行やアウトドア番組
を見ながら「いいなぁ…」と思っているだけの自分。
暮らしていけなくはないけれど、少し贅沢したいと言う欲求を
笑顔の下に押し殺して過ごすことが日常、、、
というあなたにとっても、他人事ではないのでは…?
◆この男が他の人と違ったのは?
実は、地味に、何気なく書いてありますか…
重要なポイントとして、、、
この男は最後の手段として、飲まず食わずで、観音さまに
お祈りしたことがあげられます。
わかりやすく言えば、『本気』で今の自分を変えようと思った
ということでしょうか、、、
そうしたら、非科学的に観音さまが"お告げ"をくれたと言う
「だから、そこが昔話なんだよ!!」というこの話しのツボの解釈が
フツーの人には理解できないことかもしれません。
話せば、「脳科学」の世界にまで突っ込んだ話になるのですが…
要は、本気で1つのことに集中した時に、人間の「脳」は
「火事場のバカ力」に代表される「思いもよらないパワー」
を発揮できるのです。

観音さまは、この男の (あなたの) 「脳」の中にいる!!
そう理解していただくと、少しスピリチュアルから脱出した
次元の話になってきますので、正直ホッとします。
(スピリチュアルをバカにしてません、ただ説明が下手なんです)
◆価値の交換
本来のビジネスの意味とは「価値の交換」だと思います。
現在の日本では、水道から出てくるコップ1杯の水に対し
いくら払って飲みますか?
レストランでも、喫茶店でも、定食屋でも、当たり前に
出てくる「コップ一杯の水」に、「金払え!!」って言われたら
あなたはいくらのお金を払いますか?
逆に、あなたがサハラ砂漠を旅するツアーに参加して
何かのトラブルで、1人だけではぐれてしまい、水も
食料もない時に、コップ一杯の水にいくら払えますか?
同じ「水」です。モノそのものの価値は変わりません。
欲しい人の状況が変わるだけですよね。
私なら、砂漠での水には、死にそうだったら有り金全部を
はたいて買いますね。
だって、そのままじゃ死んじゃうんですから、、、
◆屁理屈言ってられんでしょう。。。
ビジネスの本質である「価値の交換」について、こんなにも
わかりやすく (幼稚園児でもわかるくらいに) 書かれている
この『昔の億万長者サクセスストーリー』、、、
そう、わらしべ長者には、現代の世の中で個人が起業して
生き残っていく「術」のすべてが書かれていると思います。
と言うわけで「日本で最高のマーケティングの教科書」
という評価になっちゃうんですね。
説明不足はスミマセン。
毎度のことなので、許して下さいね…
PS
あくまでも個人的な思いですが、『サムライと元気のない馬』
という絵面を想像すると、あまりに滑稽で思わず苦笑いが
出てきてしまうのは、どんなもんでしょうかねぇ・・・?

この物語は、私の中のビジネス思考の位置づけ的に
言わせてもらうと…
「日本で最高のマーケティングの教科書」という
位置づけに君臨します。
2011.10.29 sat 18:11
From : Taichi Makino
藤枝のofficeにて、、、
◆わらしべミリオネアSTORY
むかし、むかし、ある所に正直者ですが運の悪い男
が住んでいました。
朝から晩まで、働けど働けど貧乏で運がありませんでした。
ある日のことです。
男は最後の手段として、飲まず食わずで観音さまに
お祈りしました。
すると、夕方暗くなった時、観音さまが目の前に現われ
こう言いました。
「あなたは、このお寺を出るとき転がって何かをつかみます…
それを持って西に行きなさい」
確かに、男はお寺を出ようとしたとき転がってしまい
本当に何かをつかみました。
それは、一本のわらでした。

何の役にもたたないと思いましたが、男はわらを持って
西に歩いて行きました。
あぶが飛んできました。
男はあぶをつかまえると、わらの先に縛りつけ
また歩いて行きました。
町にやってくると、赤ん坊がわらの先のあぶを見て
泣き止みました。
うれしそうな赤ん坊を見て、男はわらを赤ん坊にやりました。
代わりに、赤ん坊のお母さんから、ミカンを三つもらいました。
ミカンを三つ持って男はさらに西に歩いて行きました。

しばらく行くと、、、
娘さんが道端で苦しんでいるのを目にしました。
水を欲しがっていたので、男はミカンをあげました。
じきに、娘さんはよくなりました。
代わりに、男はきれいな絹の布をもらいました。
絹の布を持って男はさらに西に歩いて行きました。
しばらく行くと、、、
サムライと元気のない馬に出会いました。
サムライは、美しい布を見て馬と交換するよう言うと
布を持って東の方へ行ってしまいました。
男が夜通し馬の面倒を見てやると馬は、朝には元気に
なっていました。

馬を連れて、男はさらに西に歩いて行きました。
城下町にやってくると、長者さんが馬を見てたいそう
気に入りました。
男は長者さんの家に招かれました。
娘さんが、長者さんと男にお茶を持ってきました。
なんと、男がミカンをあげた娘さんでした。
長者さんは、不思議な縁と男のやさしさに心打たれ
娘を男に嫁がせることにしました。
男は、観音さまに言われたとおり、わら一本で長者に
なりました。
男は、生涯、わら一本とて粗末にすることは
ありませんでした。
そして、、、
村人からは、「わらしべ長者」と呼ばれました。
めでたし、めでたし。
となるわけですよね。
◆ちょっと待てよ??
よーく、読んでみると「お金」という概念がありません。
昔話にある「キレイ事」って言われてしまえばそれまでなんで
そう思った人は、この先は読んでも、時間と労力のムダです。
ですから、「ここで閉じてくれ」って感じです。
実はこのお話、人が何に価値を感じているかの本質を説き
不換紙幣と呼ばれている【現代の貨幣】の意味の無さを
間接的に説いてる、、、すっげー物語なんです。
私は勝手に、人間が本来もっている「ビジネスの才能」の根源を
あらわしている「最強物語」という気がしてならないのだが。。。
◆自分のこと?
正直なんだけど、運がなく貧乏をしている主人公って…
まさに、数年前の自分でした。
もしかしたら、これを読んでくれている「あなた」も、この主人公と
同じ境遇かもですよね。
毎日、眠い朝に踏ん張って起きて、重たい気持ちで出勤。
わくわくするよーな仕事とは程遠い業務を淡々とこなし
早く、定時になることを願いながら過ごす日々、、、
週末には疲れ切った状態で、テレビの旅行やアウトドア番組
を見ながら「いいなぁ…」と思っているだけの自分。
暮らしていけなくはないけれど、少し贅沢したいと言う欲求を
笑顔の下に押し殺して過ごすことが日常、、、
というあなたにとっても、他人事ではないのでは…?
◆この男が他の人と違ったのは?
実は、地味に、何気なく書いてありますか…
重要なポイントとして、、、
この男は最後の手段として、飲まず食わずで、観音さまに
お祈りしたことがあげられます。
わかりやすく言えば、『本気』で今の自分を変えようと思った
ということでしょうか、、、
そうしたら、非科学的に観音さまが"お告げ"をくれたと言う
「だから、そこが昔話なんだよ!!」というこの話しのツボの解釈が
フツーの人には理解できないことかもしれません。
話せば、「脳科学」の世界にまで突っ込んだ話になるのですが…
要は、本気で1つのことに集中した時に、人間の「脳」は
「火事場のバカ力」に代表される「思いもよらないパワー」
を発揮できるのです。

観音さまは、この男の (あなたの) 「脳」の中にいる!!
そう理解していただくと、少しスピリチュアルから脱出した
次元の話になってきますので、正直ホッとします。
(スピリチュアルをバカにしてません、ただ説明が下手なんです)
◆価値の交換
本来のビジネスの意味とは「価値の交換」だと思います。
現在の日本では、水道から出てくるコップ1杯の水に対し
いくら払って飲みますか?
レストランでも、喫茶店でも、定食屋でも、当たり前に
出てくる「コップ一杯の水」に、「金払え!!」って言われたら
あなたはいくらのお金を払いますか?
逆に、あなたがサハラ砂漠を旅するツアーに参加して
何かのトラブルで、1人だけではぐれてしまい、水も
食料もない時に、コップ一杯の水にいくら払えますか?
同じ「水」です。モノそのものの価値は変わりません。
欲しい人の状況が変わるだけですよね。
私なら、砂漠での水には、死にそうだったら有り金全部を
はたいて買いますね。
だって、そのままじゃ死んじゃうんですから、、、
◆屁理屈言ってられんでしょう。。。
ビジネスの本質である「価値の交換」について、こんなにも
わかりやすく (幼稚園児でもわかるくらいに) 書かれている
この『昔の億万長者サクセスストーリー』、、、
そう、わらしべ長者には、現代の世の中で個人が起業して
生き残っていく「術」のすべてが書かれていると思います。
と言うわけで「日本で最高のマーケティングの教科書」
という評価になっちゃうんですね。
説明不足はスミマセン。
毎度のことなので、許して下さいね…
PS
あくまでも個人的な思いですが、『サムライと元気のない馬』
という絵面を想像すると、あまりに滑稽で思わず苦笑いが
出てきてしまうのは、どんなもんでしょうかねぇ・・・?
Posted by Evolution Mind at 18:10│Comments(0)
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