2011年12月02日
12月は寒いです・・・
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毎日、何が起こるかわからない世の中を、いつの時代も
人間は何とかたくましく生きてきました。
その中で、人の思いや感情は、より深く歴史に刻まれて
いくのだと思いますし、そう信じています。
いろいろ大変なことが続いた一年もあと少しとなりました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2011.12.02 fri 19:00
From : Taichi Makino
藤枝のofficeにて、、、
◆「欲」と「怒り」
私たちは常に、目や耳、鼻、舌、身体そして意識を通じて
さまざまな情報を受け取っています。
そうした刺激に反応する心の衝動エネルギーのうち
心の毒と言われる大きなものとして「欲」と「怒り」があります。
◆ 「欲」
目で見え、耳に聞こえる情報に対して「もっとほしい、もっとほしい」
と求める心の衝動エネルギーのことを「欲」と呼びます。
誰かに心にもないお世辞を言われて舞い上がってしまっているとき
「もっと欲しいっ、もっと欲しいっ!!」とばかりに、引き寄せようとする
欲のエネルギーがあります。
◆ 「怒り」
反対に、、、
入ってくる情報に対し「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」
と反発する心の衝動のエネルギーのことを「怒り」と呼びます。
他人からイヤミを言われてムカついたとき
「こんな音 (言葉) は聞きたくないっ!!」
と、不愉快な対象を押しのけて排除しようとする、「怒り」のエネルギー
があるのです。
◆「欲」と「怒り」がくり返される原因
強い「欲」も、強い「怒り」も、心が強い執着とともに何度もくり返し
心のなかのノイズとなって頭の中をグルグルとめぐります。
同じ情報が何度も反復されるため、いわば心のメインメモリーが
それに占領されて、他の大事なことができなくなるのです。
そうした、「欲」や「怒り」は、時間の経過とともに薄れていくと考える
人がいますが、、、
実際は、似たような「欲」と「怒り」に結びついて、無意識に不愉快な
思いをくり返すのです。
◆ 「迷い」
心の衝動エネルギーのうち、最も大きな毒は「迷い」かもしれません。
例えば、、、
無意識に、目の前のことに飽きてしまい、別の刺激を求めるようになる
心の衝動エネルギーのことを「迷い」といいます。
相手が話をしているのに、「こんなつまらないものは無視してしまえっ」
とばかりに、心がうろうろとさまよい、逃避し、結局は耳に何も入ってこない
状態になっている・・・
◆ 「無知」
迷いの煩悩、それは「無知」の煩悩とも言います。
この場合のと無知は、、、
教養がないとか頭が悪いということではありません。
今、この瞬間に何が起こっているかを知らない、「無知」です。
◆人間は分からないことがたくさんあります
どのように生きたらいいのか?
何をしたらいいのか?
みんな正しい答えを知りません。
そして、常に死ぬまで考えています。
考えている間は、エネルギーを、「考える」ことに浪費している
ので、視覚も聴覚も触覚も鈍くなってしまうという性質があります。
人は、脳内であれこれと考えごと入り込みすぎてしまうせいで
身体の他の全ての感覚が鈍い状態、もしくは感じなくなって
しまいます。
サムライは、脳で考えずに身体感覚を研ぎ澄ませたと言います。
今こそ、現代人も、「サムライ魂」を復活させるときです。
一度、「考えるクセ」をつけてしまうと、考えるべきでないときも
考え込むクセから、いつまでも抜けられない、、、
いつも考えてばかりいて、疲れる状態になってしまうのです。
考えない「スッキリ」した状態を持ちたいものですね。
◆ 「正しく考える」
考えたくなくても考えてしまうことは、よくないですが、、、
でもそれは、「考えてはいけない」ということではありません。
「正しく考える」ことが必要です。
◆その瞬間に考えるべきこと
例えば、皿洗いの時なら、、、
どの順番で皿を洗えば最も効果的で、水が無駄にならず
できるだけ洗剤を使わなくても良いか、、?
という必要最低限のことです。
しかし、無駄な煩悩のエネルギーがあると、、、
皿洗いをしながら子供が食べ残した皿を見て
「もっときれいに食べてくれれば・・・どうしていつもこうなのかしら」
とイライラしてしまいます。
同じように、恋人と仲良く過ごしたい時は、、、
あなたの嫌な仕事のことは考えず、お互いが心地良く過ごすために
「今、何ができるか?」を考えるほうが、そのときに適したことです。
◆無駄なエネルギーを使わない思考
その時に、最も適切な必要最低限のことだけを考えて、、、
どうすれば無駄な思考や、空回りする思考を排除できるか?
さらには
どうすれば煩悩を克服できるかが大切なことなのです。
自分自身で、いつの間にかやってしまっている
●今考えなくていい考えごとに心が行っている・・・
●その場で考えても無駄なことを考えている・・・
ということすら気付いていないと、当然、無駄な思考の克服は
できません。
まずは、、、
今自分の心が何をしているかを普段から見張るようにして
「心を移動する」ということをやってみましょう。
「考えて」しまっているなら、「感じる」方に意識を移動してみます。
◆5感覚を移動させます
裏の顔、そう、無意識に支配されない方法とは、まずできるだけ
普段から、「今、自分は五感覚のうちどれを使っているのか?」
ということに意識的になることなのです。
私たちが、「今、自分は五感覚のうちどれを使っているのか?」
に自覚的になるためには、これらの五感覚を漠然と無意識に使う
のではなく、能動的に使うことです。
「見えている」と「見る」の違いの感覚が分かるでしょうか?
「見えている」ほうが、漠然とした全体的な感じで
「見る」の方は、焦点の合った集中した感じだと違いがわかるはずです。
◆受動的な状態から、能動的な状態へ
「見えている」という受動的な状態と
積極的に、「見る」という能動的な状態。
「聞こえている」という受動的な状態と、
積極的に、「聴く」という能動的な状態。
「においがする」という受動的な状態と、
積極的に、「嗅ぐ」という能動的な状態。
「味がする」という受動的な状態と、
積極的に、「味わう」という能動的な状態。
「感じている」という受動的な状態と、
積極的に、「感じる」という能動的な状態。
これらの違いを自分の中で認識してみてください。
このように意識することは、五感を研ぎ澄ます練習になります。
すると、一見つまらなそうなものに対しても
充実感を感じてくるようになります。
充実感に満たされたとき、つまらない日常ではなく、あなたは
いつもの日常を、繊細な味わいをもって楽しめるようになります。
長くなりましたが、では・・・
毎日、何が起こるかわからない世の中を、いつの時代も
人間は何とかたくましく生きてきました。
その中で、人の思いや感情は、より深く歴史に刻まれて
いくのだと思いますし、そう信じています。
いろいろ大変なことが続いた一年もあと少しとなりました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2011.12.02 fri 19:00
From : Taichi Makino
藤枝のofficeにて、、、
◆「欲」と「怒り」
私たちは常に、目や耳、鼻、舌、身体そして意識を通じて
さまざまな情報を受け取っています。
そうした刺激に反応する心の衝動エネルギーのうち
心の毒と言われる大きなものとして「欲」と「怒り」があります。
◆ 「欲」
目で見え、耳に聞こえる情報に対して「もっとほしい、もっとほしい」
と求める心の衝動エネルギーのことを「欲」と呼びます。
誰かに心にもないお世辞を言われて舞い上がってしまっているとき
「もっと欲しいっ、もっと欲しいっ!!」とばかりに、引き寄せようとする
欲のエネルギーがあります。
◆ 「怒り」
反対に、、、
入ってくる情報に対し「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」
と反発する心の衝動のエネルギーのことを「怒り」と呼びます。
他人からイヤミを言われてムカついたとき
「こんな音 (言葉) は聞きたくないっ!!」
と、不愉快な対象を押しのけて排除しようとする、「怒り」のエネルギー
があるのです。
◆「欲」と「怒り」がくり返される原因
強い「欲」も、強い「怒り」も、心が強い執着とともに何度もくり返し
心のなかのノイズとなって頭の中をグルグルとめぐります。
同じ情報が何度も反復されるため、いわば心のメインメモリーが
それに占領されて、他の大事なことができなくなるのです。
そうした、「欲」や「怒り」は、時間の経過とともに薄れていくと考える
人がいますが、、、
実際は、似たような「欲」と「怒り」に結びついて、無意識に不愉快な
思いをくり返すのです。
◆ 「迷い」
心の衝動エネルギーのうち、最も大きな毒は「迷い」かもしれません。
例えば、、、
無意識に、目の前のことに飽きてしまい、別の刺激を求めるようになる
心の衝動エネルギーのことを「迷い」といいます。
相手が話をしているのに、「こんなつまらないものは無視してしまえっ」
とばかりに、心がうろうろとさまよい、逃避し、結局は耳に何も入ってこない
状態になっている・・・
◆ 「無知」
迷いの煩悩、それは「無知」の煩悩とも言います。
この場合のと無知は、、、
教養がないとか頭が悪いということではありません。
今、この瞬間に何が起こっているかを知らない、「無知」です。
◆人間は分からないことがたくさんあります
どのように生きたらいいのか?
何をしたらいいのか?
みんな正しい答えを知りません。
そして、常に死ぬまで考えています。
考えている間は、エネルギーを、「考える」ことに浪費している
ので、視覚も聴覚も触覚も鈍くなってしまうという性質があります。
人は、脳内であれこれと考えごと入り込みすぎてしまうせいで
身体の他の全ての感覚が鈍い状態、もしくは感じなくなって
しまいます。
サムライは、脳で考えずに身体感覚を研ぎ澄ませたと言います。
今こそ、現代人も、「サムライ魂」を復活させるときです。
一度、「考えるクセ」をつけてしまうと、考えるべきでないときも
考え込むクセから、いつまでも抜けられない、、、
いつも考えてばかりいて、疲れる状態になってしまうのです。
考えない「スッキリ」した状態を持ちたいものですね。
◆ 「正しく考える」
考えたくなくても考えてしまうことは、よくないですが、、、
でもそれは、「考えてはいけない」ということではありません。
「正しく考える」ことが必要です。
◆その瞬間に考えるべきこと
例えば、皿洗いの時なら、、、
どの順番で皿を洗えば最も効果的で、水が無駄にならず
できるだけ洗剤を使わなくても良いか、、?
という必要最低限のことです。
しかし、無駄な煩悩のエネルギーがあると、、、
皿洗いをしながら子供が食べ残した皿を見て
「もっときれいに食べてくれれば・・・どうしていつもこうなのかしら」
とイライラしてしまいます。
同じように、恋人と仲良く過ごしたい時は、、、
あなたの嫌な仕事のことは考えず、お互いが心地良く過ごすために
「今、何ができるか?」を考えるほうが、そのときに適したことです。
◆無駄なエネルギーを使わない思考
その時に、最も適切な必要最低限のことだけを考えて、、、
どうすれば無駄な思考や、空回りする思考を排除できるか?
さらには
どうすれば煩悩を克服できるかが大切なことなのです。
自分自身で、いつの間にかやってしまっている
●今考えなくていい考えごとに心が行っている・・・
●その場で考えても無駄なことを考えている・・・
ということすら気付いていないと、当然、無駄な思考の克服は
できません。
まずは、、、
今自分の心が何をしているかを普段から見張るようにして
「心を移動する」ということをやってみましょう。
「考えて」しまっているなら、「感じる」方に意識を移動してみます。
◆5感覚を移動させます
裏の顔、そう、無意識に支配されない方法とは、まずできるだけ
普段から、「今、自分は五感覚のうちどれを使っているのか?」
ということに意識的になることなのです。
私たちが、「今、自分は五感覚のうちどれを使っているのか?」
に自覚的になるためには、これらの五感覚を漠然と無意識に使う
のではなく、能動的に使うことです。
「見えている」と「見る」の違いの感覚が分かるでしょうか?
「見えている」ほうが、漠然とした全体的な感じで
「見る」の方は、焦点の合った集中した感じだと違いがわかるはずです。
◆受動的な状態から、能動的な状態へ
「見えている」という受動的な状態と
積極的に、「見る」という能動的な状態。
「聞こえている」という受動的な状態と、
積極的に、「聴く」という能動的な状態。
「においがする」という受動的な状態と、
積極的に、「嗅ぐ」という能動的な状態。
「味がする」という受動的な状態と、
積極的に、「味わう」という能動的な状態。
「感じている」という受動的な状態と、
積極的に、「感じる」という能動的な状態。
これらの違いを自分の中で認識してみてください。
このように意識することは、五感を研ぎ澄ます練習になります。
すると、一見つまらなそうなものに対しても
充実感を感じてくるようになります。
充実感に満たされたとき、つまらない日常ではなく、あなたは
いつもの日常を、繊細な味わいをもって楽しめるようになります。
長くなりましたが、では・・・
Posted by Evolution Mind at 18:57│Comments(0)
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